訓練試験空域海上へ移転を
三重県桑名市の上空で、小型飛行機とヘリコプターが空中衝突し、乗っていた6人が犠牲になる、痛ましい事故が発生した。亡くなられた方へは心からご冥福をお祈りしたい。
また、この事故で住民への被害が最小限に止まったのは、不幸中の幸いと言えよう。
当日は天候も良く、視界も良好であっただけに、なぜこのような事故が発生したのか、事故調査委員会は原因を徹底的に解明し、再発防止を図っていただきたい。
今まで、小型機やヘリコプターがよく飛来してきたが、今回のこの事故で初めて、我が家の上空が訓練試験空域に指定されていることを知った。
訓練や試験となれば、通常の飛行に比べ、危険性が高くなり、事故発生の可能性が高まるのは誰でも分かる事である。にもかかわらず、この様な空域が、民家の密集する陸上に設定されていたことに、驚きと怒りをおぼえる。
今後とも、訓練などが行われる限り、事故の発生は起きうることである。
島国である日本は、何処の空港からでも、少し行けばすぐ海の上である。今回のこの事故を契機に、陸上の訓練試験空域を海上へ移すよう、早急に変更し、事故による被害の拡大を未然防止していただきたい。